幕末明治の浮世絵百年 大江戸の賑わい

福島県立博物館(会津若松市)は終了しました。

庶民文化で賑わう江戸末期(1790)から文明開化で華やぐ明治(1890)までの約100年。浮世絵は幕末からがおもしろい。幕末から文明開化までの百年を全140点の浮世絵でご覧ください。浮世絵は、私たちがテレビやインターネットを通して情報を得るように、江戸の人々にとっては情報を入手するための貴重なツールでした。広重の東海道五十三次で旅行気分を味わい、国芳が描いたヒーローによって歴史や伝説を語り、寄せ絵や風刺絵で社会を知り、人気の歌舞伎役者や力士の浮世絵をブロマイドのように買い求めたのです。北斎、広重、英泉、豊国、国貞、国芳、芳年といった天才・奇才の絵師が次々と登場し、黒船来航から鉄道やガス燈、鹿鳴館等の明治風俗まで様々な浮世絵を残しました。浮世絵をとおして「浮き世」(当時の現代的な風俗)の世界に飛び込んでみましょう。

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